大楠安紀ブログ

令和2年一級建築士設計製図の試験は、不合格でした。

設計製図の試験受験者数11,035人。合格者3,796人。合格率34.4%。
総合では受験者数35,783人。合格者3,796人。合格率10.6%。
大変厳しい試験でした。
富山県の状況を見ても80人強の設計製図の試験受験者数に対し20人の合格者。4人に1人の合格率という厳しい物でした。

今年から建築士試験の受験資格が法改正され、実務経験無しで受験できるようになりました。
尚、試験に合格しても一級建築士登録は実務経験が必要です。
その為、今年は若い人の合格者が増加しました。
合格者の59%が20代です。新制度で受験可能となった23歳以下の合格者が6%います。
ただ、昨年の学科試験の合格基準点が97点で、今年が88点と落ちたのは、全体として学科受験生のレベルが落ちたのではないかと個人的には思います。
これは学科試験は、建築実務に即した内容になっていますので、実務経験のない人達にとっては難しかったのかもしれません。

学科を合格してから、設計製図の試験まで3ヶ月間しかなくストレートで合格することは難しいものがあります。
しかしながら、私が学んでいたS学院の水曜コースでは、今年学科を合格して設計製図の試験を受験した6人中3名合格。
以前に学科合格して設計製図の試験を受験した9人中1名しか合格できませんでしたので、必ずしも勉強期間があれば合格できるとは限りません。
私は、試験間際になってやっと6時間半の試験時間の中で課題をなんとか完成できるところまで来ましたが、プラン的にはまだまだ及ばずでした。
スタートラインには立てたが、ゴールできなかったということです。

今年は学科試験で、125満点中109点でした。合格基準点が88点でしたので、かなり良い結果です。
若い人に交じって勉強できて、S学院富山校で2番目の成績でしたので、ある部分自信になりました。
最後は悔しい結果でしたが、来年こそは何が何でも合格する覚悟でいます。


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