木造住宅耐震改修研究所コラム

転倒寸前まで傾いた建物

高岡市伏木地区の震災建物応急危険度判定に入っています。
応急危険度判定とは、余震による2次被害を防ぐため、震災を受けた建物を調査し、危険、要注意、調査済みの建物区分をする仕事です。
伏木地区は地盤の液状化が発生し悲惨な状況になっていました。
倒壊寸前の建物や、電柱が2m以上も陥没しています。
ただ、伏木地区民の結びつきが強く、大変な状況にもかかわらず調査に入った私達に対しても暖かく接して頂きました。
東京都や泉佐野市からも給水車が来てくれており、全国的な支援に感謝します。
能登北部はこんな状況ではないくらい大変な状態であり、心配しています。みなさん、色々な支援があろうかと思います。みんなで助けましょう。


液状化により電柱が地中に2m以上も陥没しています。



「危険」瓦が大きくずれて落下の危険性があります。


「要注意」瓦に著しいズレがあり、基礎Ⅱひび割れあり。


「調査済」大きな損傷ががなく使用可能な建物



研究所コラム一覧