大楠安紀ブログ

ヘリテージマネージャー(地域歴史文化遺産保全活用推進員)養成講座に参加しています。

第4回目


改修中の大広間


第4回目は、富山市奥田にある竹島家住宅(国指定重要文化財)の視察と、富山県の建築文化財のについて、文化財保護法について、建築基準法の規制内容と解決手法です。

竹島家では、職藝学院教授の上野幸夫教授から今現在改修を行っている竹島家住宅の内容と、富山県の建築文化財の内容について講義を行けました。
竹島家当主の竹島清一様からもお話しを頂きました。


竹島家の外観



からくり錠


第2回目、3回目


有隣庵(登録有形文化財)

第2回目、3回目は滑川市にある有隣庵(建築年1866)を中心に歴史的建造物調査の実地研修を行ないました。
講師は山形大学教授の永井康雄さん。
永井さんは旧宮崎酒造(ぼんぼこさ)を始めとする歴史的建造物の改修を行ない、この滑川宿まちなみに惚れ込み、この有隣庵を所有され今は滑川市民でもある人です。

講座では有隣庵を題材に、登録有形文化財調査を実地で行いました。
これまで現場調査は我流でやっていましたが、誰が見てもわかる様な体型的な調査方法は勉強になります。
講座を受講している18名のやり方は、最初はそれぞれですが段々と形が見えてくる様になりました。

今回は2日続けての講座です。永井先生の好意で有隣庵に泊まらさせて頂き、酒を酌み交わしながら色々な事を教えて頂きました。
地域の財産である建造物の保全活用を軸にして、所有者、学者、建築家、地域の建築行政に携わった方などが集まって、地域づくり、まちづくりを進めていく事は大事な事だと再認識しました。

ヘリテージマネージャー(地域歴史文化遺産保全活用推進員)とは、地域に眠る歴史文化遺産を発見し、保存し、活用して、地域づくりに活かす能力を持った人材


ワクノウチ


旧宮崎酒造店舗兼母屋(ぼんぼこさ)


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