PIANOZEN at 高岡 瑞龍寺
禅宗(曹洞宗)のお寺として名高い高岡市の国宝瑞龍寺にて、ピアノ演奏を通じて座禅のように自分と向き合うためのイベント『PIANOZEN』に参加しピアノを弾いてきました。
設置されるピアノは、世界最高峰のピアノメーカー・スタインウェイ製のアップライトピアノ。
現代日本のピアノ界を牽引し続けるピアニスト、角野隼斗さんが、今年のコンサートツアーで実際に使用したピアノです。
角野さんの求める内省的な響きを表現するため、弦まわりのフエルトに切り込みを入れるなど、特殊な加工がなされています。
演奏時間は5分しかありませんでしたので、演奏曲は天才ベーシストJaco Pastoriusの代表曲「Three Views of a Secret 」としました。
最初のメロディーは弱音のフェルトを降ろして深い響きを楽しみました。
スタインウェイ製のアップライトピアノと言うことで、どんな響きがするか興味津々でした。
とってもきれいに音が響きますね。
スタインウェイのピアノは中高域がきらびやかに鳴るところが特徴だと思いますが、このアップライトは中低域もきれいに響きます。
アップライトピアノを超えた違う楽器みたいですね。
設置された大庫裏(重要文化財)の落ち着いた場所と相まって、空間に音が響き渡ります。
演奏時間が少なくて持ってくる曲が限られており、この鳴り方でしたら他の曲をもっと弾きたいと思いました。
今回はせっかくの機会だと思い、ピアノ鍵盤柄のネクタイを選びました。