木造住宅耐震改修研究所コラム

昨年末、ビルダーに務めている知り合いから、
「自社所有の戸建て住宅を改修するにあたり、中古住宅瑕疵担保保険に入りたいが耐震改修をしてくれないか」と連絡がありました。
耐震改修をして新耐震基準に適合すれば、中古住宅瑕疵担保保険に入る事ができます。

そのビルダーから頂いた在来軸組の図面と現場調査を行い、耐震診断と耐震改修の設計を行いました。
対象住宅は金属葺の軽い屋根でほぼ総二階の四角い形状であり、耐震改修のしやすい建物でした。

本体の改修工事はビルダーさんが行いますが、その中で、耐震改修工事の部分だけは私の事務所で行うことにし、6月から改修工事を進めることになりました。

改修が始まってすぐ、ビルダーの社長さんから電話があり、急遽現場に出向きました。
現場に行って確認すると、あるはずの「柱」「梁」が無い。
柱らしき物が見えますが、木板を四角く囲った張りぼての柱です。
結局、木製パネル工法の家だと解りました。

こんなことは初めて、最初にビルダーから在来軸組の平面図を頂き、疑いもせずに耐震調査を行いました。
耐震調査は建物を壊すことはしないので外観調査のみです。
今後、このようなリスクがあると言うことを頭の片隅において、耐震改修を行っていきます。