北日本放送「金曜ジャーナル」で取り上げられました。
5月5日に石川県能登地方を震源とする地震が発生し、大きな被害が出ました。
被災・避難された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
耐震改修現場での取材
北日本放送で、5月12日(金)いっちゃん!KNB news every.「金曜ジャーナル」(午後6時20分頃から)の中で、能登地方の地震の状況と富山県の耐震改修の状況について放送されました。
当事務所が耐震改修を行っている現場で、耐震改修の内容について放送されました。
お施主様にも来て頂き、耐震改修を行った動機や改修内容についての放送もあります。
耐震改修3GCG
耐震改修を行ったお宅の改修前と改修後の地震が起きたときの地震被害想定3Gシミュレーションです。
この動画は、最初に間口方向(X方向)の揺れ、次に奥行き方向(Y方向)の揺れが起きます。
左側:既存住宅の地震が来たときの建物倒壊状況が解ります。
右側:補強時の緑部分が補強壁の位置、地震に対して踏ん張って建物倒壊を防いでくれているのが解ります。
改修前
大きな開口部が道路に面してあります。
解体後
外壁はトタン一枚で耐力無し、柱は土台の上に乗っかっているだけです。
地震の横揺れに対して、簡単に柱が倒れる→建物倒壊する状況であることが解ります。
CGや能登沖地震の倒壊建物と同様ここの部分から潰れます。
筋かい、筋かい金物、柱頭柱脚金物取付後
柱頭柱脚の金物により土台・柱・梁を緊結し、筋かいを筋かい金物で土台、柱、梁に取り付けています。
地震の揺れが来ても倒壊しない建物としていることがわかるかと思います。
地震で加わる力に対して構造計算を行い、筋かいの位置、柱頭柱脚金物や筋かい金物を選定し、正しい補強の取付監理を行っています。
5月5日石川県能登地方の建物倒壊写真
この倒壊写真を見ますと、道路に面した開口部の所から潰れていることが見て取れます。
今回改修している建物も、同様の地震が発生すれば同じような建物倒壊が発生することが想定されます。
今、能登沖地震で起きた建物倒壊や山崩れは、過去富山でも起きており、いつ又起きてもおかしくない状況であることが思い知らされます。