木造住宅耐震改修研究所コラム

富山県ヘリテージマネージャー(地域歴史文化遺産保全活用推進員)育成講習会を終え、認定証を頂きました。

講習会は、9日間70時間と長丁場で盛り沢山の内容でしたが、終わってみると充実した内容に色々と気づかされるところがあり、もっと勉強したいと思わせる講習会でした。
今回は、第4期で17名の認定、これまでの認定者を含めると富山県で73人のヘリテージマネージャーが誕生したことになります。

講習会に集まった受講生は、歴史的建築物に関心がある人達ばかりで、お互いのネットワーク作りにも役に立ちました。

最終日は、受講生全員による身近にある歴史的建物の発表。
各自の調査による充実した内容に、大変参考になりました。
その後、富山国際職藝学院 上野幸夫教授による、実際に修復した歴史的建築物の技術について講演。
最後に、工学院大学理事長 後藤治教授による「古い建物を残していく意義と工夫」についての講義がありました。
各地域が生き残っていくためにいかに「歴史・文化」が大事か。歴史まちづくりがもたらす地域活性化について講義がありました。
古い建物を残す仕事について、とても勇気づけられる内容でした。

これからも、私は耐震改修と言う切り口で古い建物を残していく仕事をやっていきたいと再認識しました。


歴史的建物の見学風景


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