木造住宅耐震改修研究所コラム

期日:令和元年12月15日(日)
時間:13:15~14:30
場所:砺波市新富町2-41
【ささえるさんの家となみ】

砺波市の真ん中、市立砺波総合病院のすぐ横にある空き家の改修をさせて頂き、もうすぐ完成となります。
空き家を地域の皆様が気軽に集える場として開放します。
改修にあたりクラウドファンディングにも挑戦し全国から80名近くの方々からも支援頂いています。

今回の改修の内容は
・耐震改修(砺波市木造住宅耐震改修助成を利用)
・下水道への接続と水洗便所の設置(砺波市水洗便所等改造資金利子補給金を利用)、合わせてキッチンの設置
・電気容量アップと1階電気配線を総入れ替え、200Vエアコン設置
・床改修によるバリアフリー化、外壁補修、玄関土間のかさ上げetc
を行いました。

耐震改修は必要十分、設備は必要最小限、内装は耐力合板表しのままとし、仲間がみんな総出で漆喰塗りや塗装で仕上げました。

12月15日(日)にプレオープンの記念イベントが開かれます。
場所は砺波市新富町2-41 です。
プレオープン記念イベントの中で、耐震セミナーを行います。
時間は13:15〜1時間ほど
以下の内容を予定しています。
*富山県に地震は来ない? 富山県における巨大地震の可能性
*富山県・市町村の耐震化の取組み、改修補助金・減税の内容
*耐震診断のながれと診断診断書の見方、3G地震発生時シミュレーション
*耐震改修の内容、費用、期間、改修工事時の問題点と対策方法
県内ではまだまだ木造住宅耐震改修物件が少ない状況で、実際の改修現場を見られるケースはめったに無いと思います。
富山は災害が少ない県と言われていますが決して楽観できません。
又、巨大地震が発生したときの被害の甚大さを考えると人ごとではありません。
是非この機会に空き家改修や耐震改修の内容を聞いて頂けたらと考えています。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


オーナーの言葉

【ささえるさんの家となみ】
長年の夢がもうすぐ叶います。
臨床美術のできる家
楽しいことを発信できる家
昭和2年に建ったという我家所有の家。祖父が鋸鋳造と目立て。
父が受け継ぎましたが、私の代で廃業。この10年空き家となっておりました。
臨床美術を知り、富山福祉短期大学教授北澤晃先生に出会う。
こんな楽しいことを母と私だけにしておくのはもったいないと北澤先生にお願いし、地区の公民館で新富アートクラブを立ち上げてもうすぐ5年になります。
楽しいことがあると、こうして皆様と有意義な時間を共有できると実感しました。

活動拠点としてきた新富町公民館が新築建て替えとなり、現在間借り状態で活動しておりました。

今回、その新富アートクラブのメンバーの方々に支えられ、またクラウドファンディングでも全国の多くの皆様に応援を頂き、我が家の空き家を木造耐震改修助成を利用してリフォームしました。

耐震ボードには漆喰を仲間で塗りました。アイデアも出し合いました✨
しばらくはイベント開催時だけのオープンとなりますが、やれることから取り組んで行きたいと思っております。

みんなで作る
みんなの居場所
ささえるさんの家となみ

…何かやる時はこの名前と決めていました。
北海道岩見沢で『ささえる医療研究所』『ささえるさんの家』として在宅医療で地域をささえる取り組みをされている永森克志先生とそのスタッフの皆様にお許しを得て命名しました。

『ささえるさんの家となみ』もうすぐスタートです。どうぞ遊びにいらしてください


研究所コラム一覧