大楠安紀ブログ

シェアオフィス部分及び増設耐力壁の説明をされる仲俊治氏

富山市蓮町にできた富山県創業支援センター/創業・移住促進住宅 SCOP TOYAMAの見学会と、建物の設計をされた仲建築設計スタジオ共同代表の仲俊治さんの「編む建築」という講演会でした。
起業支援と移住促進という富山県の重要な施策を担う施設を、「2017建築甲子園」で優勝した富山工業高校生のリノベーションプランをもとに、旧県民職員住宅を整備したものです。
仲俊治さんの講演会でも説明して頂きましたが、コミュニケーションとエコロジーを横糸に通しながら、多くのヒト・モノ・コトが交流する地域の拠点としています。

今回は建築士が対象の説明会で、設計者からの建物説明をして頂き、大変興味深い話を聞くことができました。
古いRC建築のリノベーションということで、色々な建築の制約や構造的な課題の解決について、貴重なお話を頂きました。

シェアハウスやコワーキングスペース、アパートメントには、もうかなり予約が入っていて、早い者勝ちの状況だそうです。
起業支援や移住促進がこの施設でより進むことになりそうで、大いに期待が持てそうです。

施設稼働前にこのような見学会を開催していただき、ありがとうございました。


富山工業高校生とのワークショップで作った五箇山和紙を使った紙風船ランプ



SCOP TOYAMA 創業支援センター
正面のコモンテラス部分は、鉄骨丸柱による増築、既存建物とは構造的に切り離されています。


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