耐震診断・改修 施工事例



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地震被害想定3Gシミュレーション:動画です。動かしてみて下さい。
左側:既存住宅の地震が来たときの建物倒壊状況が解ります。
右側:補強時の緑部分が補強壁の位置、地震に対して踏ん張って建物倒壊を防いでくれているのが解ります。


富山県高岡市 K邸



建築場所 高岡市
築年度 昭和56年
改修年度 令和4年11月
構造規模 木造軸組2階建
敷地面積 244.43㎡(73.85坪)
建築面積 114.03㎡(34.45坪)
延床面積 138.82㎡(41.94坪)
改修前上部評価点 0.25
改修後上部評価点 1
改修総費用 157万円
耐震分費用 151万円
補助金総額 122万円
耐震負担額 49万円
改修期間 4週間

物件特徴

お施主様が中古住宅を購入され、別業者の内装リフォームにあたり、耐震改修の依頼がありました。
昭和56年当時に住宅としては、玄関ホールが吹き抜けになっており、モダンな外観のお宅です。

改修特徴

1階部は北部と南部の主に外壁からの改修。2階部は別業者の内装リフォームに支障が無いように壁位置を変更しないように耐力補強を行いました。

補助金内容

高岡市木造住宅耐震改修補助金100万円
高岡暮らし支援事業(住居誘導区域)耐震改修に伴うリフォーム20万円
建物固定資産税の減額2万円。

箇所別改修内容

1階外壁


耐震改修前:道路側正面外壁はモルタル仕上げ、南側側面は金属外壁仕上げでした。


解体後の状態:当初設計時には想定していなかった筋かいが入っていました。


筋かい及び柱頭柱脚金物取付:既存筋かいについては、耐震バランス及び引抜力の関係で利用できず、一部カットして筋かいの効力を無くしています。


柱脚金物、基礎へアンカーボルト設置


耐力合板貼り


完成後:耐震補強がほとんど解らない仕上げです。道路側正面は既存モルタル仕上げでしたが、完成時はモルタル風金属サイディングで仕上げました。


2階洋室


改修前:別業者の内装改修が決まっており、取り合いが変わらないように耐震補強を行います。


解体後:一部既存筋かいが設置されていました。


筋かい、柱頭柱脚金物取付:既存筋かいで再利用するものは利用し、再利用できない筋かいはカットして筋かいの効力を無くしています。


筋かい金物、柱脚金物取付


耐力合板貼り:既存壁と仕上げ面が同一平面となるように施工しています。


耐震改修完了:既存壁と同一面に仕上げています。この後別の内装改修業者がリフォームを行います。


最終内装改修状況


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